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50代で実家の片付けを始めた。最初に整理したのは物ではなく、お金だった

明るい青空が見える実家の室内。書類やノート、段ボール箱を整理する机の傍らで、猫がくつろいでいるイメージ画像。

50代で会社を退職して、少しずつ新しい生活が始まっています。

やりたいことはいろいろありますが、その一つが実家の片付けです。

離れて暮らす両親も高齢になり、これからの生活について考えることが増えてきました。

実家には、長年の暮らしの中で増えてきた物がたくさんあります。

いつかは片付けなければ……。

以前から気になっていたのですが、仕事をしているとなかなか時間が取れず、後回しになっていました。

そこで今回、5日ほど実家に滞在して、片付けを始めることにしました。

ところが、実際に物の片付けができたのは2日ほど。

残りの時間は、両親の通帳を確認したり、保険や公共料金などの契約を調べたりしていました。

実家の片付けに来たはずなのに、気がつけば書類や通帳とにらめっこ(笑)。

でも、やってみて分かったのは、こうしたお金や契約の整理こそ、最初に取り組んでおいてよかったということです。

目次

一番気になっていたのは、両親のお金のこと

父が施設に入ったことで、これまでの生活費に加えて、施設の利用料も必要になりました。

そこで気になったのが、両親の年金だけでこれからの生活を続けていけるのだろうか、ということです。

施設の利用料も決して小さな金額ではありません。

母の生活費もあります。

両親の年金で足りているのか、それとも貯蓄を取り崩しているのか。

正直なところ、少し心配でした。

そこで、まずは両親の通帳を確認し、毎月の収入と支出を整理してみることにしました。

年金収入はいくらあるのか。

施設の利用料や公共料金、保険料など、毎月どのくらいのお金が出ていくのか。

一つずつ確認していきます。

幸いなことに、両親の年金で必要な支出を賄えていることが分かりました。

これは、ひとまず安心できたところです。

もちろん、今後は医療費や介護費用が増えるかもしれませんし、状況が変わる可能性もあります。

それでも、現時点のお金の流れを把握できたことは、大きな収穫でした。

何となく心配しているより、一度きちんと数字を確認してみる。

それだけでも、ずいぶん気持ちが違うものですね。

お金は足りていても、引き落とし口座で問題が

両親の年金で生活費と施設の利用料を賄えていることが分かり、ひとまず安心しました。

でも、母からこんな話を聞きました。

父が施設に入ってから、公共料金を引き落としていた父名義の銀行口座の残高がなくなり、慌ててお金を振り込んだことがあったそうです。

これまでは特に問題なく使っていた口座でも、生活環境が変われば、お金の流れも変わります。

家計全体ではお金が足りていても、引き落とし口座に残高がなければ、支払いができなくなってしまいます。

確認してみると、電気やガス、水道などの公共料金は、すべて父の名義で契約され、父の銀行口座から引き落とされていました。

そこで、今後も実家で暮らしていく母に合わせて、公共料金の契約名義をすべて母に変更し、引き落とし先も母の銀行口座に変更しました。

これなら、母自身も毎月の支払いを把握しやすくなりますし、父の口座の残高を気にする必要もなくなります。

今回のことで、単に収入と支出の金額を確認するだけでは不十分なんだなと感じました。

どの口座にお金が入り、どの口座から何が引き落とされているのか。

さらに、誰の名義で契約しているのか。

そこまで確認して、初めて家計全体の状況が見えてくるんですよね。

長年続けてきた契約や支払い方法も、暮らしが変わったら見直す必要がある。

そんなことを実感しました。

保険はたくさん契約していたけれど、証券が見つからない

通帳を確認していると、保険料の引き落としもいくつか見つかりました。

両親はいろいろな保険に加入していたのですが、困ったことに、保険証券がきちんと管理されていませんでした。

どんな保険に入っているのか。

何を保障してくれるのか。

いつまで保険料を支払う契約なのか。

通帳を見れば保険料が引き落とされていることは分かりますが、それだけでは契約の内容までは分かりません。

そこで、保険会社や契約内容を一つずつ確認していくことになりました。

これが、なかなか手間のかかる作業でした。

なかには、今の両親の生活を考えると、明らかに必要がないと思われる保険もいくつかありました。

そうした契約については、保障内容や本人の意向を確認したうえで、解約手続きを進めました。

もちろん、保険は年齢だけで不要と判断できるものではありません。

医療費や介護費用など、これから必要になる保障もあるでしょう。

ただ、何のための保険なのか分からないまま、毎月保険料だけを払い続けるのも考えものです。

今回のことで、保険に加入することだけでなく、契約内容を家族が確認できる状態にしておくことも大切なんだなと感じました。

実家に帰省する前は、不用品をどんどん片付けようと思っていたのですが、実際にはこうした契約の確認にずいぶん時間を使うことになりました。

でも、これも立派な実家の片付けですね。

母の携帯電話料金も見直した

もう一つ気になったのが、母の携帯電話料金です。

契約内容を確認してみると、なぜかずいぶん高額なプランを利用していました。

母はそれほど大量のデータ通信をするわけでもありません。

どうしてこのプランに入っていたんだろう……。

長年使っているうちに、契約内容が今の使い方に合わなくなっていたのかもしれません。

そこで、実際の利用状況を確認して、ソフトバンクからドコモの安価な料金プランに変更しました。

これで、毎月の通信費を抑えることができました。

携帯電話の契約は、一度設定すると、そのまま何年も使い続けてしまいがちです。

特に高齢の親の場合、契約しているプランの内容を十分に把握していないこともあるのかもしれません。

今回、通帳の引き落としを確認したことが、携帯電話料金を見直すきっかけにもなりました。

さらに、実家では携帯電話の電波があまりよくなく、写真のやり取りやLINEでの通話がスムーズにできないこともありました。

そこで、実家にインターネット回線も導入しました。

これで母との連絡もしやすくなりますし、私が実家に滞在するときにも、パソコンで勉強や作業ができます。

通信料金を見直すだけでなく、通信環境まで改善できたのはよかったと思っています。

お金の整理が一段落して、ようやく物の片付けへ

こうして、お金や契約関係をある程度整理してから、ようやく実家の物の片付けに取りかかることにしました。

実家には、長年の暮らしの中で増えてきた物がたくさんあります。

でも、実家の片付けは、自分の家の断捨離とは少し違います。

私は退職を機に、自分の衣類をかなり整理しました。

会社員時代に着ていたスーツなども、必要なものだけを残して処分しました。

自分の物なら、自分の判断で捨てられます。

ところが、親の物となると、そう簡単ではありません。

自分から見れば明らかに使っていないものでも、親にとっては大切なものかもしれません。

母は、どちらかというと物を捨てるのが苦手なタイプです。

ここで無理に片付けを進めても、きっとうまくいかないでしょう。

そこで、まずは父が使っていた物の中で、明らかに不要になっているものから整理することにしました。

母が普段使っている物には、ひとまず手をつけません。

いきなり全部をきれいにしようとするのではなく、少しずつ。

これが、我が家には合っているように思います。

最初の目標は、実家に泊まれる場所を作ること

今回の片付けには、具体的な目標があります。

それは、私が実家に泊まれる場所を確保することです。

これまでは、帰省してもゆっくり泊まれるスペースが十分にありませんでした。

でも、これからは実家の片付けや両親のことで、滞在する機会が増えるかもしれません。

せっかく会社を退職したのですから、週末に限らず、必要なときに帰省できるようにしたい。

そのためには、まず自分が泊まれる場所が必要です。

さらに、実家でもパソコンを使って勉強や作業ができる環境を整えたいと思っています。

インターネット回線も使えるようになったので、これなら実家に滞在しながらAIやWebの勉強を続けることもできそうです。

単に物を減らすだけでなく、これからの暮らしに合った環境にしていく。

そう考えると、片付けにも少し楽しみが出てきます。

家族で相談しながら、少しずつ進める

実家の片付けは、自分一人で決められることばかりではありません。

母の考えもありますし、姉とも相談する必要があります。

先日は、母と姉と私の3人で、これからの実家のことについて話し合いました。

片付けだけでなく、今後の暮らし方や、離れた場所にある別の家屋や土地のことなど、考えることはいろいろあります。

正直なところ、すぐに答えが出ることばかりではありません。

でも、こうして家族で話をする機会が持てたことは、よかったと思っています。

何も決めずに先延ばしにしていたら、いずれもっと大変になるかもしれません。

今できることから、一つずつ進めていく。

それでいいんじゃないでしょうか。

50代になって、親のことを考える時間が増えた

若いころは、実家というのは帰ればいつでもある場所でした。

親もそこにいて、以前と変わらない暮らしをしている。

でも、親も年齢を重ねます。

これからの生活や住まいのことを、子どもである自分たちも考えなければならない時期になってきました。

50代というのは、自分のこれからの人生を考えると同時に、親のこれからについても考える年代なのかもしれません。

会社員時代は、どうしても仕事を優先することが多く、実家のことは後回しになりがちでした。

でも、今は違います。

必要なら平日でも帰省できますし、時間をかけて少しずつ片付けることもできます。

退職して自由になった時間を、こういうことにも使えるのはありがたいですね。

実家の片付けは、まだ始まったばかり

今回、5日ほど実家に滞在して、物の片付けができたのは2日ほどでした。

帰省する前は、もっとたくさん片付けられると思っていたのですが、実際には通帳や契約書を調べている時間の方が長かったんですよね。

それでも、両親のお金の流れが分かり、不要な契約を整理できたのは大きな前進でした。

目に見える物はそれほど減っていなくても、実家のこれからを考えるうえでは、必要な5日間だったと思います。

長年かけて増えてきた物が、数日でなくなるわけではありません。

おそらく、これから何度も通うことになるでしょう。

でも、最初から完璧を目指す必要はないと思っています。

まずはお金の流れを整理する。

不要な契約を見直す。

そして、父が使っていた不要な物から少しずつ片付ける。

自分が泊まれる場所を確保して、これからも無理なく実家に通えるようにする。

そんなところから始めようと思います。

今回、実家のことに取り組んでみて感じたのは、実家の片付けとは、単に物を捨てることではないということです。

お金や契約、住まいの環境、そして家族のこれから。

そうしたことを一つずつ整理していく作業なんですね。

50代で会社を辞めて、やりたいことがたくさんあります。

実家の片付けも、その一つ。

大変なこともありそうですが、これからの家族の暮らしを考える、いい機会にしていきたいと思っています。

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この記事を書いた人

50代から早期退職を機に、AI・Web・学び直しを通じた新しい働き方を模索中。
両親の介護も見据えながら、いつか猫と穏やかに暮らせる自由を目指しています。

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